こんばんは池田です。
おかげ様で今週も申込を2件いただきました。
そこで「家賃保証会社ってなんですか?」「家賃保証会社に加入する必要があるの?」
この2点の質問をいただきました。
今回のテーマである家賃保証会社について。(事業用不動産の場合)
すっぱり結論から言います。
家賃保証会社のメリットは貸主と管理会社にあって、借主にはメリットはない。
「家賃保証会社ってなんですか?」
A:家賃滞納があった場合は、保証会社がその家賃を建て替えて大家さんに支払ってくれます。
「それじゃあもちろん、加入料は貸主が払うんだよね?」
A:NO 借主が払うのが一般的です。
保証料は借主が支払うので掛け捨ての保険みたいなもの。敷金と違ってもどってこない金額です。←ここがポイント
火災保険と勘違いしている方が多い。
「そんなのおかしい!借主にはメリットが無いじゃないか」って思いますよね。その通りです。
通常の入居審査は、ちゃんと家賃が払えるのか、長く続けられそうな職業なのか、貸主や不動産会社の主観で入居できるかどうかを決めます。
しかし保証会社の審査というのは、
①会社謄本
②決算書
③連帯保証人
この3点セットの提出が基本です。賃貸保証会社は家賃支払い能力を数字だけで判断します。
保証会社の借主側のメリットとしては、、、、強いて言えば「貸主の主観ではない数字だけの審査」ということ。
審査業務、家賃回収業務は貸主や管理会社にとっては煩わしいことなので、家賃保証会社に丸投げ。
「保証会社の審査がOK」であれば物件を借りられる。ということは入居者の間口が広がるという小難しいことを管理会社に言われますが、
実際の審査は、オーナー審査(主観)と保証会社の審査(客観)をダブルでしますので
まったく借主にとったらメリットはないのです。
保障会社加入するのには結局、連帯保証人が必要になりますし。
続き・・・家賃保証会社に加入したくない。って交渉してもいいのか?
今回のことを記事にしたのは、お客さんに家賃保証会社のことを説明していて気づいたことがありました。
火災保険と賃貸保証会社を混同している。もしくはよく分かっていない。
火災保険と賃貸保証会社は掛け捨てであることが共通点ですが、
建物の自体の火災保険は、オーナーが加入します。借主ではありません。
借主が加入するのは火災保険の項目にある家財保険のこと。
火災保険は金額的に少額で済むので何とも思わないのでしょう。
しかし
家賃保証会社の加入料は、賃料の0.5カ月~1.5カ月
高額なので請求書を見たときはじめて不思議に思うのでしょう。家賃が30万だとしたら、保証料は30万。掛け捨てなので戻ってこないお金になりますからね。
家賃保証会社についての続きの記事もあります。・・・家賃保証会社に加入したくない。って交渉してもいいのか?