サラリーマンが給料が上がらないから「将来が不安だから」という理由で不動産投資をやってみよう。という話はよく聞きます。
不動産投資を行うサラリーマンは多いのですが失敗する人のほうが多いの原状ですね。
不動産投資の関係する本は多く出版されていますね。「これなら自分にも簡単にできそう」と思えるような内容のものがほとんど。
不動産業者が主催する不動産投資セミナーも同じ。初心者にとったら「私にもできそうだ」という内容になってます。(金融の専門家の方に「マイナス金利だし不動産投資はおすすめ」と言ってもらいます。そこには主催者(不動産業者)の物件が売れたらを紹介料でお支払いしますと不動産業者と専門家との間での約束がありますね。)
失敗パターンは決まっている
「失敗した!」という人のほとんどが先の見通しが甘いまま購入してしまったという人がほとんどです。
不動産投資のセミナーはメリットの話がほとんど。当然デメリットもあり、自分自身でしっかり勉強をしていない人が不動産投資をすると失敗するだけです。
不動産屋はデメリットの話よりメリットの話が多いと思います。だって不動産屋は物件を売りたいだけですからね。
マンション一棟購入で100%稼働していればいいですが、稼働率60%とかになって返済ができなくなったり、募集家賃を下げたりして購入時の計画通りにいかなくなるという話をオーナーさんから聞きます。またマンションやアパーとを購入してくれれば、一棟まるごとサブリースする不動産屋もありますが、最近はサブリースの問題も多数あります。
「不動産投資は絶対にダメだ」ということではなく、あまり考えず多額のローンを組んでしまう前に、不動産投資は始めることより、やめることを想定=できるだけ傷が浅い状態で撤退することまで考えてやるべきだと思ってます。不動産セミナーなどでは毎月の家賃収入ばかりが強調されて年金代わりになると言ってますが、最終的な利回りは売却したときに確定されます。たとえ売却するつもりがなくても、売却時にはどれくらいの評価がされるかを把握しておくことまで考えてる人が意外と少ないということ。住宅だけでなく倉庫や工場でも同じです。
岡本でした。