不動産屋の営業の人ってみんな宅建持ってるんでしょ?
宅建って難しいんでしょ?すごいですね。
みたいな会話をたまにしますが、宅建の資格が取りたければそこそこ勉強します。
だから、不動産屋の営業マン全員が資格を持っているわけではないのです。労働時間が長い会社が不動産屋が多いので、勉強する時間を作るのって結構大変なんです。
従業員5人に1人以上の宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)がいなければならないと宅建業法という法律で定められています。
逆に言えば、5人中4人は資格を持たなくてもよいということになります。
大手不動産会社は、宅地建物取引士の資格を取らせるようにしますが、離職率の高い業界ですので、実際に免許を使わない方が多いのでは?と思ってしまいます。
僕がこの業界をみて感じることは
資格を持っていない営業マンのほうが成績が良い傾向があるということ。何十年も不動産業界にいる人よりも、昨日までまったく関係のない職業にいた人のほうが考え方が柔軟なので、契約がとれているように見えます。そして、免許持っている営業マンが雑用係になってしまうという光景を見てきました。
宅地建物取引士であれば安心で、そうでなければダメだというわけではないのです。
ただ5人に1人のルールも何が根拠でこの数字なんでしょうか?
「不動産屋はテキトーだな」とよく言われるみたいに不動産業界のモラルの低さを指摘されるのはこのような制度にも問題があるのだと思います。
免許を持っていると、5年に一回の更新の時に講習を受けますが、免許を持ってない人も講習を受けるようにするとか、時代にあった法律やルール作りをして欲しいです。
PS
あと10年後には不動産屋の数が半減するというデータもあります。テキトーにやっていると淘汰されるということでしょう。ある意味いいことだともいえますね。
では。池田でした。