おはようございます。岡本です。
2020年の東京オリンピックに向けて
施設課題などの課題は多くあるようですが
その一つの無電柱化の計画についてです。
無電柱化の計画
東京都(You Tube)
街から電線や電柱が地中化になれば
バリアフリーに道路の幅が広がり車イスや歩行者もスムーズになりますね。
また景観もよくなると思います。
災害にも強い街になり、街なみが変化していくと思う。
しかし、都内で電柱がない場所を探すのは難しい。
23区で無電柱化になっているのは現在約8%ぐらいと言われてます。
このようなデメリットがあるにもかかわらず、なぜ無電柱化が進まないのでしょうか。
無電柱化の課題(デメリット)
無電柱化はいいことなのですが、
なかなか進まないのには理由があります。
費用がかかりすぎる
一番の理由といっていいかもしれません。
すでに埋まっているガス管、水道管とのかねあいなど
電柱と比べて3倍~10倍高くなり、1キロあたり1~5億円必要と言われてます。
東京都の道路延長は2万キロを超え、
仮に1キロあたり3億円とすると、単純計算で6兆円かかることになります。
行政が多額の税金を使って地中化を補助することに対して反対する意見もあります。
複雑な権利関係
電柱に関する権利関係が複雑と理由もあるようです。
電柱1本でもかけられている電線によっては
電力会社、電話会社などの事業者が所有者になっています。
また、電柱が立っている道路は
国道や都道府県道、市区町村道などがあり、それぞれに管理者が異なります。
周辺の商店や住民、経産省、国交省、総務省などの監督官庁も関わってきて
多くの人々、団体が足並みをそろえなければ工事が進められないようです。
確かに街なみや災害時の安心などを考えたら、
無電柱化になることはいいことかもしれません。
しかし、その前に解決しなきゃいけない事山積みだろとツッコミどころ満載。
2020年のオリンピックの時に本当に東京の街に電柱が消えているのか
どうなっているのでしょうね。
参照:東京都建設局 東京の無電柱化 東京都無電柱化推進計画