今日のテーマは
女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」への投資に関する問題
この「かぼちゃの馬車」の問題では、
大半の所有者に物件の取得資金を貸し出していたのがスルガ銀行ということ。
そのスルガ銀行に対して物件のオーナーである借主が返済の一時猶予を求め、
スルガ銀行が受け入れたことが報道されています。
女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」
「かぼちゃの馬車」と言えば
テレビCMをしていたので、ご存知の方もいるかもしれません。
ベッキーですね。
かぼちゃの馬車は
女性のためのシェアハウスで東京を中心にサービスです。
シェアハウス投資 甘い話で借金地獄
Googleで検索したら、「詐欺だ 騙された」と出てきますが
そもそもの仕組みは
①借り手がいなかった場合も安定した定額収入を約束し、オーナーに土地を販売。
②シェアハウスの設計代を含めた建築をスマートデイズが請け負い、
完成後に一括で借り上げで管理するサブリースをてがける。
③オーナーは賃料収入で金融機関に返済し、高利回りの収益を得るというもの。
動画のようにセミナーを開いていたのでしょうね。
女性専用のシェアハウスを建築して
オーナーさんには「毎月決まった家賃を支払います」
というサブリース契約をして安心して投資できます。
というビジネスモデル幅広く展開していました。
でどうなったか言うと
昨年の10月からシェアハウスオーナーに対する支払い減額を一方的に通告。
今年1月には賃借料の支払いを停止し、
多額の借金を抱えオーナーらは金融機関への返済ができなくなった。
とういうことです。
その貸付のほとんどがスルガ銀行だったというもの
投資しているオーナーの大半はサラリーマンのようで
9割が銀行から1億円もの借入をして新築物件を購入したという記事があります。
シェアハウスのニーズとは?
平均入居率は4割り程度だったようで
新しく建築したシェアハウスの販売したお金を
サブリース代として補填していたのが現状です。
問題点として
①貸主(スマートデイズ)だけが窓口だった
仲介会社に広告料をだして募集するなど、不動産会社同士で
協力しないのはどうかと思います。
700~800人のオーナー様がいたみたいですね。
②シェアハウスにはノウハウが必要
シェアハウスが流行ったのは少し昔
稼働しているシェアハウスは
賃料が安いということ(新築じゃあ無理)
そして、物件自体に魅力があるか
楽しいイベントだったりがあったりと
貸主自身が運営に入り込んでいる物件です。
かぼちゃの馬車のように棟数があると
ほったらかしになるのは当然です。
もしシェアハウス経営をするのではあれば
既に建物を所有しているケースです。
設備投資に新築ほどお金がかかりません。
今回のシェアハウスの販売も、
女性専門というのがキーワードのように思いました。
アパートやマンションだと
まだまだ、女性専門は少ないので、
シェハウスで女性専門だから競合他社も少ないので
不動産投資に最適だと思ったのでしようか?
言葉はかわいそうですが、
あまりにも情報の脆弱した人だと思ってしまいます。
アパートやマンションでもサブリース業者は沢山あると思いますが、
10年間や20年間借上げ家賃を変更しないのか、本当に大丈夫かは
いろいろなケースを調べて下さい。
サブリース問題は、これからも増えていくだろうと思いますね。
岡本でした。