竣工してから30年以上経過した倉庫。オーナーさんのご両親が元々が商売をしていたのでご自身が利用していた物件。商売もやめることになって倉庫をどうしたらいいのか?このような不動産を所有している両親から不動産を受け継ぐ。世代交代するにあたって相談が増えています。彼らの問い合わせの特徴として共通して言えることは『不動産屋に対しての不満』です。
親が利用していた不動産屋が不満 3つの理由
『世代交代』をきっかけに不動産を相続する方の年代の多くは30~40代。弊社のことはブログ記事を検索して見つけてくれる方がほとんど。その中の90%以上の方が親が依頼をしていた不動産屋に不満を持っているということ。
不満をまとめると下記の3つになります。
(アットホームなどの不動産ポータルサイトに物件が掲載されていない。)
2.高い管理を払っているのに、何もしてくれない。
3.提案が新築などお金がかかることばかり。
彼らは口を揃えて『近所の不動産屋は何もしてくれない』との文句を言います。近所の不動産屋も自分の親世代と同世代のケースが多く、ほとんどの会社がインターネットに疎い。今まで親任せだったのですが、お金の流れを把握すると不思議に思うことが管理費のこと。どんどん不信感が高くなっていき、ネットで色々調べ始めるという流れなのだと思います。
また相続ということなので、相続税の負担を減らす(不動産の評価を引き下げる方法)ために新築の提案ばかりというのが、引っかる方もいます。そのまま貸した場合、新築で建てた場合など総合的にアドバイスを求めている方が多い印象を受けます。
インターネットを利用できないのは論外
不動産を相続する方の年代の多くは30~40代にとって、インターネットを利用していない不動産屋は信用できないという判断をしています。彼らは不動産に関する疑問点や不安を検索しています。多くの不動産屋は物件情報ばかりで任せようというポイント見えてきません。弊社の場合は倉庫や工場の専門ということで、ブログ記事に記載していることはニッチな分野ではありますが、大家さんにとったら役にたつ情報だったりするようです。
管理費だけで飯を食う能無し不動産屋
2つ目のクレームポイントである『高い管理を払っているのに、何もしてくれない』物件を相続したのに新しい入居者が見つからない。今まで高い管理費を払ってたのに何もしてくれない。という声を聞くことがあります。
ちょっとことで不動産屋の儲けの話をします。不動産屋の収益は主に2つあります。
(入居者・購入者を決めた時にいただく報酬)
2.管理費=毎月
(大家さんもしくは入居者さんから毎月いただく)
仲介手数料と管理費が不動産屋の主な収益になります。不動産屋に就職するれば『管理物件』を増やせと言われることがあります。つまり毎月入ってくるお金を増やせということです。
管理費を最近の言葉で言い換えるとSpotifyやNetflixなどの『サブスクリプションサービス』 利用期間に対して対価を支払う方式にあたります。SpotifyやNetflixは毎月1000円ぐらい払えば、音楽聴き補題、映画見放題です。しかし、不動産屋に『不動産の管理費って何のために払っている』と質問をしたら疑問が残ることが多々あります。管理費について詳しく書くと脱線してしますので割愛をしますが、管理費だけでご飯を食べている不動産屋は多数存在します。
両親から物件を受け継いでなんとなく経営をしているオーナーが、空室になった時に気づく方が多いようです。
高い管理を払ってたのに集客ができない不動産屋だったんだと。。
管理費だけで生計している不動産屋には集客能力が提案力が極めて低い可能性が高いと思います。時代は変わっているのに、昔の常識のままで、入居者のニーズを理解できない不動産屋と言えますね。
新築至上主義という過去の価値観
アドバイスをくれる不動産屋が、新築至上主義の過去の価値観を押し付けくる方に嫌悪感を持っている方からの相談も受けます。
確かに相続税対策の場合は新築を検討したほうがいいかもしれません。しかしほとんどが『マンション』『アパート』。マンションデベロッパー住宅メーカーなどには、倉庫や工場を建てた場合や駐車場として貸した場合などの提案ができません。
新築を建てるっていうのは景気の後押しがあったから可能だったとも言えます。(儲かってれば関係ありませんが)経済が停滞している時期、増税などのことを考えると慎重に考えてたいものです。新築でなくリフォームをして貸した場合などの提案を聞いて総合的に判断したいというのがオーナーさんの本音です。
ネットで誰でも調べることのできる時代です。親世代は高度成長期。なんとなくで入居者が決まっていたと言ってもいいかもしれません。しかし今は空き家が800万戸も言われる時代です。なんとなくでいると、いつまでも入居者が決まらない。「近くだから」とか「両親が頼んでいたから」と理由だけでなく、この不動産屋は信頼できそう。入居者を見つけてくれそうだという視点で、不動産屋をさがしてみることがはじめの一歩なのだと思います。
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