オーナーさんから物件の募集依頼を受ける時によく質問されることの一つが「入居審査のこと」滞納などの入居後のトラブルが起こったので、今回はトラブルを起こすようなテナントには貸したくない。というのが本音です。今回は「入居審査」をテーマに書いていきます。
ポイントは支払い能力 入居審査のやり方
入居審査でチェックするのは、家賃を滞納せずに払ってくれそうかどうか、支払い能力があるかどうかです。
入居審査のやり方は主に3つ
オーナー審査
オーナーさん自身が判断されるケース。オーナーさんが法人の場合は「帝国データバンクの評点50点以上」など基準を設けるケースもあります。
管理会社に任せる
管理会社に任せっきりのオーナーさんもいらっしゃいます。本来は入居審査は賃貸保証会社の利用が増えているので、管理会社の審査能力が
賃貸保証会社
賃貸保証会社は外部機関ですので、数字しか見ません。法人の場合ですと決算書の提出が必須のケースが多く、経歴が短ったり、売上が少なったりすると審査が通らないことがあります。
この3つの審査のやり方で審査をするのが基本です。やり方をミックスさせたりはしますが、原則は支払い能力があるかどうかをみることになります
数字以外もチェック 会社の内容や業種は?
支払い能力が高ければOKという安易な審査をしていると痛い目を見ることもあります。個人だったら人柄を見るように、法人だったら会社の内容や業種を確認することが大事になります。賃貸保証会社ばかり使う管理会社が増えたことで、会社自体の内容を確認することが減っているのかもしれません。
流行りの業種だったりすると借りる時はイケイケだったのに、あっといまうに解約みたいなことはよくあります。
実際に会社に行ってみる。入居後のイメージをもとう
法人に倉庫や工場を貸す場合、どのように物件を使うのかイメージがつきにくいことが多いです。製造業といわれても「音がどれぐらいでるのか?」「トラックの往来がどの程度あるのか?」など言葉で質問しても回答は人によってマチマチ。だったら今使っている物件に足を運んで現況を見てみてはいかがでしょうか。業務拡大にしろ縮小にしろ作業内容は基本的には同じですしね。
フィーリングで決める 意外と上手くいくこともある
1番大事な部分かもしれないのが「フィーリング」数字の部分や会社の内容を調べていい会社だなと思っても、すぐに解約になる時はあります。借り主になるであろう社長さんと話してみて、なんとなく感じる雰囲気や、漠然とした感覚で決めるというのも大事なことです。
相続で引き継いだ新米のオーナーさんの場合、いろいろなことが気になって質問を何度も小出しするので、申込みをしたテナントは不信感をいだき、契約にならないケースがありました。一方で面談をするオーナーさんもいて、相対でお互いに質問したいことを本音で話してみて決めるというベテランのオーナーさんもいます。倉庫や工場などの高額な賃料の物件がほとんど。最後はフィーリングや愛称がいい方に物件を貸すということが、意外といい方法かもしれません。
僕の経験則でお話をすると、入居期間が長い物件はオーナーとテナントさんは仲がいいケースが多いです。一方、賃貸保証会社のみの審査の物件は更新を一度もしないで退去するケースが意外と多い。審査が数字だけのドライな関係で始まったので、退去というお別れもドライになるとでも言えばいいのでしょうか。
株式会社さかす不動産
埼玉県知事免許(2)第22232号
お電話でのお問い合わせ
048-423-5568
メールでのお問い合わせ
info@souko.tokyo
フォームからはこちらをクリック