こんばんわ。池田です。
今日は台東区で一棟ビルの内見でした。
お客様の業種は食品工場。工場の居ぬき物件なんて正直なかなかない。
『じゃあ自由に造作できるスケルトンの物件だ!』ということで今日の内見した。
もともと洋菓子屋さんの店舗兼工場で利用していた一棟ビル
物件内はこうなってます。
コンクリート打ち放しの状態を不動産の業界用語で『スケルトン』と言います。
居抜きは内装設備がある状態ですが、スケルトンは何にもない状態のことを言います。
スケルトンのメリットとデメリット
メリット
なんといっても室内の内装を自由に造作できることです。そして自分で好きな設備を使えるので飲食店向けの物件なんかはスケルトンの状態が多いです。
そして退去時の原状回復等の責任範囲が明確であることです。不動産の賃貸のもめごとは、退去の時の現状回復です。「あそこの床に傷があるから直してください」とか言われることはありません。
デメリット
初期費用(イニシャルコスト)が多く掛かり、設計者や設備業者を選定し、綿密な計画が必要になります。また、店舗を賃貸契約してから開業までに工期が長くかかるため、その分の家賃も発生します。さらに、退店時に入居する前の状態にしなくてはならないため、解体工事費が必要になります。
お金の問題はどうしてもついて回りますが、自由度を利かせたい工場を借りたいのであれば「スケルトン」の物件も検討してみてはいかがでしょうか。賃貸なのに借りての趣味嗜好に応じて間取りも大きく変更できます。
物件がなかなか見つからない方にとっては選択肢の一つになります。