不動産屋のイメージ『儲かってるね』っと勝手に思っている方が意外と多い。僕は貧乏暇なしではないですが、いろんな所に足を運ばないと稼げません。しかし、3月などの繁忙期以外はお店にお客さんがいることが少ない不動産屋。それなのにお店の駐車場には外車がある。不動産屋はどのようにして稼いでいるのだろうか?
不動産屋の収入事情
①管理料
物件を所有する大家さんの代わりに入居者からのクレーム対応や修繕の手続きをすることです。例えば、「雨漏りがする」というクレームが入居者から連絡があると、不動産屋は工務店と打ち合わせをして工事の段取りを組む。電話一本で終わることも多く、一般的に家賃の2~5%が管理費として大家さんから不動産屋に支払われます。
家賃20万円の倉庫の管理を2%で引き受けたとします。管理費として毎月4,000円が不動産屋に入ってくるという仕組みです。4,000円の管理物件が100個あれば、毎月40万円の収入があるという計算です。暇そうにしている不動産屋さんが潰れないでいる理由がこれにあります。おじいちゃんが一人でやっている不動産屋を見たことがあると思います。いつもお店を覗けばいつも新聞を読んで暇そうにしている。その不動産屋は管理費でご飯を食べているというふうに推測できます。
②更新料
管理と付随しているのが更新料。借主は2年ごとに家賃の1カ月分を更新料として支払うケースが多く、契約書の作成費などを理由にそのうちの半分が不動産屋の収入になる。管理している物件が多ければ、不動産屋の収入が多くなるという仕組みです。
③仲介手数料
仲介手数料が大きな収入源となることもあります。
売買の場合、「売買代金(消費税分は除く)の3%+6万円+消費税」
一方、賃貸借の場合は、「家賃の1カ月分(共益費・管理費などは含まない)+消費税」と法律で決まっています。管理費やテナントの更新料では大きなもうけは狙えませんが、仲介手数料は一回で100万円単位の利益を得ることが可能です。
不動産屋のお客さんは入居者(借主)ではない?
町の不動産屋が暇そうに見える。でも誰かとお茶を飲みながら会話していることも結構あります。
誰と話しているのかというと『地元の大家さん』
地元の大家さんと日常的な話し相手になったりしているんです。ご年配の方が多いので、時間を持て余す方も多い。日常的にお話をしているので「そろそろこの土地を売ろうと思うから、いつもお世話になっているA不動産さんに任せます」みたいなことです。
大家さんと関係性を築くことができれば、土地や建物の相続を仕切ることができます。土地の売買を仲介するだけでなく、土地を自分で買い取って転売したり、自分で運営する賃貸物件にしたりもできるというわけ。
入居者(借主)と契約や更新で会話することはありますが、そのような不動産屋にとってお客さんは入居者(借主)より地元の大家さんなのです。大家さんから商品(土地や建物)仕入れていることになります。商品を仕入れることができれば、買い手や借り手がいる。という理屈になります。
廃業するケースもある
地元に根を張って複数の大家から信頼を勝ちとったので、暇そうにしていても高級外車に乗っている不動産屋が存在する。ただそんな不動産屋も大都市や人気エリアの一部の会社です。
両親が依頼をしていた当時は売り手市場だったため、『買いたい』『借りたい』という人がたくさんいました。しかし、時代が変わると買い手市場になることも。人口減少などの影響で、不動産価格が大きく下落しているエリアもでてきました。
例えば、新築時には3000万円だった物件が、3分1のにまで下落してしまいました。不動産屋にとったら収入は減ります。しかし3000万円と1000万円の仲介の仕事の手続きは同じです。こんな現象がいろんな場所で起こっているということです。
時代は変わっているに変わらない不動産屋。そんな不動産屋は廃業という流れになっているのです。
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