先日は家賃滞納の記事を書きましたが、家賃滞納の次は何が起こる?夜逃げです。荷物や設備を残したまま物件からいなくなる。大家さんは自分で原状回復工事をしなければならない。
家賃滞納=他の債務も発生している
事業経営が継続できなくなったということ、
イコール、何かしらの債務を負っていることだ。
例えば下記のようなことです。
・給与などの人件費
給料が払われないと従業員は大騒ぎになるので、ならべく払おうとします。
・税金 社会保険
督促がきます。滞納すると金利も付きます。
・金融機関などからの借入金
税金と同様 督促がきます、金利も付きます。
・仕入れの買掛金
多くが月末払いなので、取り立てられます。
・光熱水費
時間が立つと停められます。
・物件の家賃
保証会社に入っていれば取り立てられます。大家さんに直接振り込みの場合、意外と1~2ヶ月確認し忘れることもあります。
これらの債務が払えなくなっているので、
破産手続きをしたり、夜逃げしたりするわけです。
家賃の優先順位は給料や税金などに比べて優先順位は低くなります。
原状回復の見積もりを取りに行きました。
先日家賃滞納を起こしている現場に行き、
原状回復工事の見積もりを取りにいきました。
先程の記載したように『家賃は後回し状態』でした。
弊社以外の不動産会社で契約したので、
オーナーさんの会話から家賃回収の対応、入居審査についての不満をお話されました。
家賃滞納が起きたら書面に残す!
まず滞納が起きたら督促をしますよね。
借り主は払う気があるのか・ないのかは別にして
だいたいは
「遅れてしまって申し訳ない。すぐに払うから」といいます。
その時に大事なのは
滞納額と支払予定日を覚書や合意書などの書面で残しておくことです。
なぜ書面で残して置くのかというと、裁判になった時のためです。
訴訟が起きた時でも書面があなたを守ってくれる材料となってくれます。
約束を守らなかったのは借り主は不誠実という証拠になってくれます。
今回相談があったオーナーさんの物件の借り主は
「遅れてしまって申し訳ない。すぐに払うから」
と言って支払いの意思を見せていましたが
3ヶ月以上滞納をしている状況でした。
工場の中に機械設備を設置している状態で、
原状回復工事をするお金がないのだろうという感じでした。
オーナーさんの審査が甘かったと言えるかもしれませんが
そんなことを言っても昔には戻れません。
そんな状態で弊社に相談がきました。
はっきり言って借り主になめられている状態です。
口頭だけの約束では、本気度が伝わりません。
少し話は脱線するのですが
保証会社を利用する物件(≠不動産屋)が増えているので、
多くの不動産屋は家賃回収の能力がないように思います。
家賃回収は嫌な仕事なのでやってられないのが、多くの不動産屋の本音でしょうね。
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