「マイカー乗るまぁデー」
僕の生まれは広島で、広島の人ならこの意味が通じるでしょう。今日は地方のこと。具体的には田舎について書いていこうと思います。
「田舎暮らしって憧れる」という言葉を聞くと僕は呆れてしまいます。というのも当の僕自身が田舎育ちだからです。
飲み会の席で田舎の事を話すと、田舎暮らしの話しに食いつく人のパターンがある程度見えてきます。本当に田舎暮らしをしたいのは……
スローライフに憧れるのはほとんどが男性
一言で言ってしまえば、会社勤めに嫌気がさしているサラリーマン。本当にお金がある人はやっぱり都会が便利なので田舎暮らしなんて正直しません。たまに行くぐらいがちょうどいいんです。
「田舎でのんびり暮らしたい」 Uターン・Iターン移住を考える30代が2倍に
こんな記事をみると、都会の暮らしに疲れている人が多いのか?
女の人が田舎に行く理由って、仕事だったり家庭だったりと現実的な理由が多いのですが、田舎暮らしに憧れるのって男の人がほとんどだと感じます。
国土交通省の「国民意識調査」で「地方に住むことの魅力」として80%を超えた回答は「自然環境が豊かであるから」「生活費が安くゆとりを持った生活ができる」「時間的にゆとりを持った生活ができる」などと回答したほとんどが都会の人。
人間って「本当にないものねだり」なんでしょうね。
すぐに移住する人なんてほとんどいない
現実問題「すぐにでも移住したい」と答えた割合はわずか4%。しかいません。
移住するには会社を辞めて転職先を探したり、独立を考えなくてはなりません。
そして、田舎には働き先がないというのが一番の問題だと感じます。僕の田舎でも地元に残ってる人間はほとんどが役所勤め。公務員か郵便局など選択肢がほんと僅かです。田舎には仕事がないので、多くの人は近くの大きな街で働きに出かけます。田舎の昼間はおじいちゃんとおばあちゃんしかいません。
田舎の問題というのは、移住考えている人にとっても、ずっと住んでいる人にとっても働き口が少ないということ。
お試し移住とか色んな方法で人を呼ぼうとしているのですが、問題の一番の解決手段は雇用を作ること。
田舎から離れて10年以上たってそんなふうに感じております。