相談する人は、本当に答えを求めて相談するのではなく、聞いて欲しいから相談することが多い。
それは仕事以外の場面のこと。
僕らの仕事は仕事場を紹介する仕事なので、話を聞いて欲しいだけではありません。
お客さんにとって僕らは「答えを知っている人」になるわけです。
昨日も相談したいから、お店までお客さんがやってきました。
来店理由は、物件紹介してくれそうだから
「直接会って話をしたい」と言われる方の理由のほとんどが、「物件を紹介して欲しい」ということ。
部屋と違って事業用不動産と言われる倉庫や工場は、部屋と違って仕事場なので妥協点が高い。
絶対的な条件がはまらないと、物件を借りることはしません。
だから「ご希望の物件はありません」ということのほうが多い。
それでも「会ってお話をしたい」という方もいらしゃいます。
選択肢を提案してあげる
悩んでたり、困っている人はよく喋ります。
物件が必要だ。問題を解決して欲しいので、いろんなことを話します。
多くの不動産屋はオーナーさんの話は聞きます。だってオーナーさん=商品ですから。
しかしお客さんに対しての話は、見込みがないとわかると話をスットプしようとします。
お金になりませんからね。それに雑務が忙しいので聞いている余裕なんてないでしょうね。
僕も最初はお客さんの話を聞く余裕なんてありませんでした。
だって、お客さんより会社の雑務をこなすことのほうが優先順位が高かったですからね。
しかし、ある程度経験を積んで余裕ができてた時です。契約を取っている人を観察すると、会社のことなんて無視。お客さん優先なんです。
そして、選択肢を提案しているんです。
昨日来店されたお客さんも同様、2社ほど不動産屋に回ったのですが、物件を紹介してくれなかったそうです。
話を聞いてみると
「その条件ではこのエリアではないよ」ってものでしたが、
「少しエリア広げれば3物件ほどありますよ」と資料をあげたら
「内見お願いします」とのことでした。
そして「物件選びでなく、会社とか営業マン選びなんじゃいかな」と言われました。
お客さんの話をよく話を聞けば、提案することなんて簡単なことなんですが、意外とできない不動産屋が多いのかな。
1ポイントゲットです。
全ての人に対してのリクエストにはまだまだ応えられないですが、精度を高められるように日々勉強です。
では、今日も内見に行ってきます。池田でした。