こんにちは。池田です。
物件の数も
問い合わせの数も多いのが
埼玉県川口市
ではデータを詳しくみていきましょう。
川口市の賃貸倉庫・工場のデータ
20 ~50坪 | 50~100坪 | 100~200坪 | 200坪以上 | |
物件数 | 8件 | 11件 | 4件 | 5件 |
平屋建て(数) | 4件 | 5件 | 1件 | 1件 |
準工業地域以上 | 4件 | 5件 | 2件 | 3件 |
事務所付き | 1件 | 3件 | 2件 | 3件 |
坪単価 | 5390円 | 4637円 | 4752円 | 4642円 |
平均築年数 | 34年 | 32年 | 26年 | 32年 |
※レインズ atbbを貸倉庫東京Rで編集したもの。(2017年6月のデータより)
川口市の賃貸倉庫・工場の物件数
50~100坪の物件が多いです。
鋳物の街の歴史があるので
多くは工場系の物件が多いです。
物流系は外環自動車道に近いエリアがメインとなります。
どの面積帯でもある程度は物件があるので
リクエストや問い合わせが多いのも納得できます。
食品系・自動車系などの物件も
他のエリア比べて物件が見つかりやすいので
多くの方がチェックしているエリアと言えます。
川口市の平屋建て倉庫・工場の物件数
小さな面積でも平屋建ての物件が多い
それが人気エリアとなっている要因なのかもしれません。
そして駐車スペースも確保できる物件は更にポイントが上がります。
川口市の準工業地域の倉庫・工場の物件数
工業系のエリアが多いので少し話しを膨らませてみようと思います。
川口市は東京のベットタウンの意味合い強いですが、
「鋳物」産業で発展してきた街でもあります。
東京に隣接している地域的特性を背景に発展し、
機械・金属などの重工業で、現在では工場数は約3000あり、
埼玉県だけでなくの他県を圧倒しています。
川口市・用途地域別の面積の割合を調べてみると
準工業地域 約 1014.2ha (約18.5%)
工業地域 約 364.8ha (約 6.7%)
工業専用地域 約 30.0ha (約 0.5%)
川口市の約25%のエリアが工業系の用途地域のなっています。
①川口駅周辺
開発が進み、工場や倉庫はほとんどありません。
賃貸物件がでたとしても、築年数がかなり経ったものがたまに出てくるぐらい。
②国道122号近辺・荒川沿い
川口元郷駅周辺はエルザタワーをはじめ高層マンションが建ってますが、ここも準工業地域。荒川沿いまでいくと工場街の景色になり、自動車整備工場や鉄工所などが見受けられます。賃貸物件の募集があれば、すぐ決まってしまう場所です。住所でいうと元郷・末広・領家という場所になります。
③南平工業団地
工業団地というだけあって、ここも人気エリア。道路も広くなっているので大型トラックが往来していて、幅広い業種に人気です。首都高速川口線は足立区との県境で大小問わず倉庫・工場物件があるのが特徴。住所でいうと弥平・東領家という場所になります。
④新郷工業団地
ここも工業団地で、工業専用地域(工場以外のほとんどの建物は建てられない=住居がありません)があるのがこのエリアの魅力。新郷インターから都心や東北自動車・外環自動車道へも向かいやすいAランクエリア。住所でいうと新郷・八幡木・本蓮という場所になります。
⑤榛松エリア
草加市との境に位置するエリア。ここの特徴は小ぶりの物件が多いのが特徴。賃料10万円クラスの物件が多いので、自動車整備工場・板金工場などの業種には人気のエリアです。
⑥芝川沿い
ここは住宅が増えて、物件自体が特にすくない。川口駅周辺と同じように賃貸物件がでたとしても、築年数がかなり経ったものがたまに出てくるぐらい。
⑦安行エリア
外環自動車道草加インター近辺は、物流会社・配送センターに人気のエリア。準工業地域というよりは市街化調整区域(原則として建物たてれません)で広い敷地の大型倉庫が多いのが特徴。工場というよりは倉庫をお求めになる方向けのエリアです。
参考:川口市都市計画マップ
川口市の事務所付き倉庫・工場の物件数
50坪以下の小規模の物件は事務所付きの物件が少ないですね。
100坪以上となると事務所がセットになっている物件が増えてきます。
川口市の倉庫・工場の坪単価
2016年に貸倉庫東京Rでデータをとった時は4000円台で記載しています。
首都高速川口線方面は(東領家・弥平・八幡木などの工場系)は賃料は高め。
外環自動車道周辺(安行)の市街化調整区域では3000円台という認識になります。
川口市の倉庫・工場 平均築年数
築30年の物件がほとんど
昭和の終わりから平成の初めに建てられた物件が現役稼働しています。
需要も多いのでたまに新築物件が見られるのも特徴です。
ただ、賃貸で募集を初めたらすぐに無くなるのは言うまでもありません。